
『NHKにようこそ!』は、滝本竜彦の小説。ウェブサイト「Boiled Eggs Online」に、2001年1月29日から4月16日まで連載。2002年1月、角川書店刊。大学を中退した引きこもりの青年と、それを救うことが目的という少女を軸に、引きこもりの葛藤する姿を誇張ながらも描いた作品。『月刊少年エース』連載で大岩ケンヂ作画で漫画化、2006年にはアニメ化された。
あらすじ
大学を中退して4年目の佐藤達広は、ひきこもりとなっていた。佐藤は、自分が大学を辞め、無職でひきこもりであることなど全てが、謎の巨大組織の陰謀であるとし、その組織の名はNHK(日本ひきこもり協会)であるとの妄想を抱く。そんな矢先、中原岬と名乗る謎の美少女が現れた。彼女は、佐藤をひきこもりから救出すべく「プロジェクト」を遂行することを宣言。その「プロジェクト」の目的が不明のまま、岬による佐藤のカウンセリングが始まる。
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